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便秘予防からガン予防までお任せ【サツマイモ】
2018/12/14
便秘予防からガン予防までお任せ【サツマイモ】
痩せた土地や悪条件でも生育するサツマイモは
1732年 享保の大飢饉の時、
サツマイモの栽培が盛んだった長崎と鹿児島では
餓死者がいなかったそうです。
その後、江戸幕府八代将軍・徳川吉宗の肝いりで
関東でもサツマイモの栽培が始まったといわれています。
漢方では胃腸のはたらきを活性化させて便通をよくし、
気力・体力をつけるとされています。
これを現代の栄養学の観点から解説してみましょう。
サツマイモを切ったときに出る
白い粘り気のある液体は「ヤラピン」という樹脂を含む物質で
便通をよくし、セルロース(食物繊維)も多く含みます。
両者の作用で腸内環境が整うと、
免疫力もアップし、精神面も安定してきます。
サツマイモはβ・カロテンや糖脂質のガングリオシド
といった抗がん作用を持つ成分も含み、
その効果の高さを裏づけるように米国国立がん研究所は、
「サツマイモ、カボチャ、ニンジンを毎日食べる人は、
まったく食べない人に比べて肺がん発生率が半分」と発表しています。
カリウムが豊富で、塩(塩化ナトリウム)をつけると味が引き立ちます。
サツマイモを食べると胸焼けする人は、
塩をつけて皮ごと食べるといいそうです。