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心身両面の「冷え」をとりのぞく「薬」 【シソ】

2018/12/25
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心身両面の「冷え」をとりのぞく「薬」 【シソ】

 

シソというと、あの独特の香りが思い浮かぶことでしょう。

香り成分はぺリルアルデヒドといい、防腐作用をもつほか、魚介類にあたったときには解毒作用を発揮します。このことから、刺身のツマとして利用するのはシソの性質にぴったりと合致しているのです。

ぺリルアルデヒドには、発汗、利尿、鎮咳(咳を鎮める)、去痰(痰をとりのぞく)作用もあり、風邪の薬にもなることがわかります。

さらに、その効能は身体面だけでなく精神面にも及びます。

漢方ではシソは理気薬(気の停滞を改善し、精神を安定させる薬)とされていて、うつ病患者にはシソが主成分の半夏厚朴湯が処方されます。

現代日本人を悩ますうつ病は、陰性体質の人ほどリスクが高い「冷え」の病です。陰性体質の人はシソを常用し、心身の健康を維持しましょう。